1-09.敷金ゼロ・礼金ゼロは借りても大丈夫?

敷金ゼロ・礼金ゼロの物件は、不動産業界では「ゼロゼロ物件」と呼ばれています。
これは、部屋を借りるときの敷金と礼金がゼロであるという契約をいいます。
ゼロゼロ物件は、借りる側から見ると得な物件に感じられますが、実際には何の問題もないのでしょうか。


「敷金」は、入居時に支払う保証金のような役割を果たすお金です。
使用してる部屋に何らかの汚損が生じたり、借主が何らかの事情で家賃が支払えなくなったときに、
この敷金から補填が行なわれます。
「礼金」は借主から大家さんへのお礼のお金で、「今後ともよろしく」といった気持ちで渡すものとされています。


現在では部屋を借りるのは賃貸借契約によって行なわれるため、
こうしたお礼をするという気持ちは失われつつあり、単に「支払えと言われたから払う」のが現状といえるでしょう。


「礼金」に関しては、大家さん側の事情も以前とは変化しつつあります。
賃貸供給数が増加した現代では、かつての「大家といえば親も同然」といった風潮は消え、
「部屋を空けておくくらいなら、礼金ゼロでも入居者がいたほうが良い」という考え方に変わってきているのです。


しかし、「敷金」のほうはゼロでも良いというわけにはいきません。
大家さん側からすれば、何かあったときのためには
損失を補填できる「敷金」がないというのは不安材料となってしまいます。


そのため、「敷金ゼロ」の物件には、退去時の修理費用やクリーニング費用は
借主負担と言う契約が含まれているケースも少なくないのです。
こういったケースではトラブルが起こる可能性もあり、契約時には充分な検討が必要となってきます。




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