1-05.初期費用「ゼロゼロ」にご用心!

不動産の「ゼロゼロ物件」で、トラブルが起こるケースが増えています。
ゼロゼロ物件とは、「礼金ゼロ・仲介手数料ゼロ・連帯保証人ゼロ」の部屋のことをいいます。
ここでは「ゼロゼロ物件」で起こりがちなトラブルについてご紹介していきます。


一般的なアパートやマンションでは、部屋を借りるときに敷金や礼金など家賃の4~6カ月分のお金が必要となります。
つま、家賃8万円の部屋ならば、契約時には約32~48万円程度を用意しなければならないということです。
「ゼロゼロ物件」ではこれらの費用が必要ないだけでなく、
部屋を借りるときの連帯保証人も不要というシステムで、
資金不足の人や保証人がいない人にとっては好都合な物件といえるでしょう。


ところが、この「ゼロゼロ物件」の一部で次のようなトラブルが発生しています。


・家賃の支払いが2~3日間遅れただけで、部屋カギを交換されてしまった。
 (自分の部屋に入れず、荷物を運び出すこともできなくなった。)
・家賃の支払い遅れで、部屋のなかの荷物を無断で処分されてしまった。
 (勝手に部屋のなかに入られ、荷物もなくなってしまった。)


これらのトラブルの原因は、「ゼロゼロ物件」が部屋を借りる契約ではないところにあります。
部屋を借りるときは「賃貸借契約」を結びますが、
この物件では「施設付き鍵使用」の権利だけで居住権が認められない契約となっていたのです。


一見、得な契約に見えても、こうした契約内容には大きな問題点があります。
トラブルに巻き込まれないためには、契約書に署名捺印する前には充分な注意が必要です。



→”1-06.敷引き特約は有効“を読む

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